つなげるCASE001
グリーン情報システム
かける京葉電子工業
2016.06.10 公開
透析システム
カルテ管理システム
つなげて、
ペーパーレスを実現

写真: 医療法人社団明洋会 代表者 柴垣 圭吾理事長
医療法人社団明洋会
柴垣医院様
医院名 医療法人社団明洋会 柴垣医院
代表者 柴垣 圭吾理事長
所在地 東京都目黒区
診療科 人工透析内科、在宅
ホームページ http://www.shibagakinaika-cl.jp/

都内3箇所で透析クリニックを展開する医療法人社団明洋会柴垣医院は、早くから透析システムや電子カルテなどを導入し、ICT化を積極的に進める先進的なクリニックです。

同クリニックは、午前、午後、夕方と1日3クール制をとっており、1日当たり患者数は約65人にのぼります。透析医療は1人当たり平均4時間が必要であり、そのため通常は2クールが一般的です。同クリニックが3クール制を取れたのは、「徹底的なIT化を進めたことで効率化が図れたことが大きい」と柴垣先生は、IT化の有用性を話してくださいました。

  • 写真: 柴垣医院 ネームプレート
  • 写真: 柴垣医院 外観

完全ペーパーレスを
実現したい!

柴垣医院は、グリーン情報システムの透析管理システムを導入し、透析スケジュールや病床管理、レントゲン画像管理、診療記録などをデジタル化しました。しかしながら、同システムは、電子カルテという位置づけではなく、あくまで一連の透析業務を管理するシステムとしての位置づけであり、透析記録等は紙に印刷して別に管理する方法をとっていました。そのため、完全なペーパーレスを実現できずにいました。

なんとかペーパーレスを実現できないか…写真: 柴垣 圭吾理事長

そんな時に、ある医療ITの展示会で京葉電子工業の「カルテビューア」に出会いました。カルテビューアの商品コンセプトは、カルテ等の紙の書類をスキャナで取込み、PDFやJPEGデータに加工し、さらにタイムスタンプを加えることで、電子カルテの3要件の一つである真正性を確保するものです。この「真正性を確保する機能」に注目し、「このシステムを応用すれば、透析医療において完全ペーパーレスが実現できる」と、柴垣先生は考えたのです。

ICT化でカルテ管理と
情報共有の効率化を図る

人工透析では患者は週2回~3回必ず来院し、約4時間の透析を受けます。
その際に、毎回透析に関するカルテ等を作成するためカルテの枚数は膨大な量になります。また、スタッフ間の情報共有には、経過表に手書きでコメントを記載し、毎回引き継ぎを行ってきました。

これらの業務においてICT化を進めることで、カルテスペースの削減とスタッフ間の情報共有ができないかと考えたのです。

  • 1人工透析を受ける患者様はまず診察券を各自が受け取り、体重計にのって透析前の状況を記録します。
  • 2この内容は透析管理システムに登録された後、看護師が血圧を計測し、この情報も透析管理システムに入力します。
  • 3患者様はベッドに入り、透析がスタートした後は、看護師が巡回して状況を把握していきます。
  • 4これらの情報が経過表として管理されるため、患者様の状況について、スタッフはベッドサイドでiPadにより把握することができます。
イメージ: 透析中情報支援システムCARE BOARD x カルテビューアfor Clinic

つなげるメリットLINQUA CONNECT

「透析管理システム」と「カルテ管理システム」の2つのシステムをつなげることで、「様々な業務のロスがなくなり、効率的なカルテ管理、情報共有が可能になりました。特に、データベースを一本化することで情報の一元管理ができるようになったことが大きい」と柴垣先生は話されました。
現在は、全スタッフにiPadを配り、情報共有はiPadですべてできるようにしています。

写真: 端末による操作のイメージ

つながるシステム紹介